2016年
12月
05日
月
電話でお問い合わせを頂いた時に、「個別指導の内容が1対1や1対2など、先生がずっとついていてくれるタイプなのかどうか」、ということを確認してくる親御さんが割とおられます。
要は、
「先生がつきっきりで見てくれる」 = 「手厚い指導」
という誤ったイメージが強いようです。
はっきり言います。
こんなことをしていたら子どもの学力が伸びないどころか、ますます勉強ができなくなる可能性が高いです。
理由は明確で、子どもが先生に依存しすぎるから、です。
先生が教えれば教えるほど、子どもは自分で考えることをしなくなります。分からないことを、先生に教えてもらうことが「勉強すること」だと思い込んでいる子が本当に多い。
勉強の主役となるのは先生ではなく子どもたちです。
「先生が教える時間」よりも「子どもが自分で考えて試行錯誤する時間」が長ければ長いほど子どもの学力は伸びていきます。
先生が「教える」のは情報をインプットしているだけです。学校の授業、集団塾の講義、個別での指導、映像授業、参考書など全て情報のインプットです。
勉強とは、
それらのインプットされた情報を、自分の頭の中にある知識や言葉を使って自分なりの解釈に置き換えること(理解すること)。
「理解したと思う」ことを、問題を解いて実践することで「自分の理解が間違っていない」ことを確認すること。
大切なのはこの2つです。
こういうことはスポーツに置き換えると分かりやすいと思います。
例えば、サッカーでも野球でも何でもいいですが、コーチが言葉で説明したりお手本を見せるだけで子どもの技術が上達することはないですよね。
子ども自身が実践しなければ絶対に上達しません。
勉強も同じです。
子どもに必要な情報を的確に、かつ簡潔に指導し、あとは子どもたちがたっぷり時間をかけて教わったことを実践し、間違ったり上手くいったりを繰り返すことで学力は伸びていきます。
個別指導を選ぶ時のポイントは、
・子どもが自分で考え試行錯誤できる時間がたっぷりあるかどうか
・子どもの試行錯誤をちゃんと見守り、必要に応じて的確な指導をしてくれるかどうか
だと私は考えています。
こういった考え方を塾選びの際のポイントとして、頭の隅にでも置いて頂ければ幸いです(^^)
2016年
11月
29日
火
当塾ではテストが終わるごとに生徒の親御さんに言っていることがあって、
それは、
「テストの成績だけを見ず、お子さんの頑張りをちゃんと見て褒めてあげて下さい」
ということ。
中学生くらいだと反抗期もあって、親の言葉を素直に受け止めることが難しい時期ではあるけれど、何だかんだ言っても親に褒められたり認められることは、子どもにとってとても嬉しいことです。
テスト前、一生懸命勉強している姿を見ていればそれだけで褒めることは出来ますし、テストの答案と問題にちゃんと目を通して「お、ここは頑張ったな!」と思えるところを探してあげて欲しいと思います。
ちなみに「子どもの褒め方」について、ちょうど何週か前の「林先生が驚く初耳学!」で紹介されていましたね。
「頭がいいね」と子どもの能力を褒めた場合と、「良く頑張ったね」と子どもの努力を褒めた場合、前者の子どもたちは段々と学習への意欲が失われ成績が低下したという結果が出たそうです。
子どもには勉強を通じて、目標に向け努力することを身につけ、その大切さを実感することができる。そんな指導をぜひ心がけて欲しいと思います(^^)
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「林先生が驚く初耳学!」で紹介された内容は ↓ のサイトに詳しくまとめてあったので興味があればご覧ください。
2016年
11月
28日
月
気が付けば7/12からブログの更新が止まったまま。。。
あまり気負わず、のんびりと更新していけたらと思います。勉強でも何でも、大切なのは「継続すること」ですからね。
さて、時期的には期末テストが終わったり、今まさに期末テストの最中だったり、というタイミングですが、今回は前回の中間テストの結果について。
とりあえず既存の塾生はほぼ現状維持。300~450位の範囲でそれぞれ目標としている結果が出せています。
なのでこの辺りのことは置いておいて、9月の終わりくらいからウチの塾に通い始めた生徒のケースをご紹介します。
<通塾前>
1学期中間:約260点、期末:約220点
<通塾後>
2学期中間:約280点
テスト前、3週間ほどの学習で約60点アップを達成してくれました。
私の実感ですが、塾に通ってちゃんと勉強をしているなら、その期間がテスト前の3週間だけであったとしても、確実に成績は上がる、ということ。
ここで言う「ちゃんと勉強をしているなら」というのは、
・分からない所を分かるまで
・覚えるべきことを覚えるまで
勉強するということ。
塾側の視点で言うなら、この2点をきっちり押さえて指導することですね。
今現在、
・お子さまの成績低下に不安を感じている
・塾に通っているのに成績が伸びない
といったお悩みをお持ちでしたら、「成績の上がる勉強のやり方だけ教えて下さい!」なんてご相談だけでも大歓迎!
ぜひお気軽に当塾までご相談ください(^^)
2015年
9月
11日
金
明後日、9月13日は五木模試の日ですね。
さて、その模擬試験ですが、ほとんどの子が試験を受けることだけが目的になっていて、試験が終わったらそれで終了!になっていて、テスト前は勉強しても、テスト後にしっかりと見直しをする、なんて子はほとんどいないようですね。
もちろん気持ちは分かるんですけどね。
テスト前は遊びたい気持ちを我慢して勉強を頑張っているのだろうから、テストが終わったらひとまず勉強から開放されたいというのも分かるし、一日に5教科の試験を受け終えたら体力も集中力も使い果たして疲れ切っていることだと思います。
けれど、模試を受けた後こそが自身の学力を伸ばす最良の学習タイミングです!
模試を受け終わったら解説付きの解答が配られ問題と一緒に持って帰ることができますね。
なので家に帰ったら必ず問題を解答を広げ見直しをしてください。
鉄は熱いうちに打て、の言葉通り、テストを受けたその日のうちに見直すのが最良です。
おそくとも2~3日中には必ず見直すようにしましょう。
見直しのポイントは3つです。
1. 間違えた問題、分からないところだけを見直す
見直しと言っても全ての問題を見直す必要はありません。
そもそもテストの目的は理解の棚卸しです。
基本的には、理解していることであれば問題は解けるし、理解できていなければ解けません。
なので間違えた問題だけど見直せばOKです。
ただ勘だとか、なんとなく解いたらなんとなく正解してたなど、ちゃんと理解しきれていない問題もあるとは思うので、正解していても本当に解っているか自信が無い問題も解説をしっかり読んで、「ああ、つまりこういうことか」と納得できるまで見直しましょう。
こういう問題はテストを受けた直後でないと、問題を解いたときにどう感じていたかを思い出せなくなってしまうので、テストが終わってすぐに見直す必要がありますね。
2. 見直した問題は必ず解き直す
解説を見て納得するだけで終わらない、というのも大事なポイントです。
問題の解き方を見ているのだから、その時は分かったと思えて当然です。(もちろん解説を読んでも分からない、なんてことは多々あると思いますが)
なので、見直しをして本当に理解できたのかどうかを確認する作業が「もう一度解き直す」ということになります。
テストの日は見直しだけをして、翌日に問題の解き直し、というように少し時間を置いてからチャレンジしましょう。
3. 反省点を挙げ改善策を考える
例えば数学のテストで時間が足りなかった、としましょう。
じゃあ、なぜ時間が足りなかったのかを考える。
例えば、
計算問題に手間取った
↓
何の計算に時間がかかったのか?
↓
分数の計算が苦手で時間がかかる
↓
分数の計算の演習問題をこなしてスピードアップを図る
文章問題に時間をかけすぎた
↓
残った問題は時間さえあれば解けたか?
↓
解けそうな問題だった
↓
問題を頭から順に解いていくことに囚われず、問題を見て難しいと感じたら後に回すようにする
など、上手くいかなかった原因を自問し、どうすれば次のテストで上手くいくか、自分に足りないものは何かをあぶり出し次のテストまでの勉強すべきポイントを明確にする、といったことを考え改善していくことが大切です。
ということで、せっかく模試を受けたのなら、模試の後に上記のような「もうひと頑張り」をすることで模試を120%活用し価値あるものにして欲しいと思います(^^)
2015年
7月
30日
木
前回 の続き。
進路を決めるにあたって一番大切なこと、それは、
自分で決断する
ということだと私は思っています。
人生とは決断の連続です。
その中でも「中学卒業後の進路」は子どもたちが生きてきた中で初めて迫られる大きな決断です。
こんな言い方をすると腰が引けてしまうかもしれませんが、「大きな」と言ってもこの先の人生で訪れるであろう決断に比べればまだまだ大したことではありません。
だからこそ「自分の頭で考え自分の意志で決断する」ということをちゃんと経験しておいて欲しいと思っています。
「学校の先生に言われたから、親に言われたから、この学校にする」
こんな風に自分の人生の決断を他人のせいにしていると必ず後悔します。
人生の決断に絶対的な正解などありません。
自分が決めた道の先で、その決断が正しかったんだと思える生き方をしてください。
あと、誤解がないように言っておくと「先生や親の言うことを聞くな」と言ってるわけではないですからね。そこは人生の大先輩が言うことなのだからしっかりと聞いて受け止めましょう。その上であくまで決断するのは自分だということ、ですよ。
「本当は A高校に行きたいけど、自分の学力ではいけないから B高校にする」
こんな風に学力が足りないことを言い訳にするのもやめましょう。
学力が足りないなら、その足りない学力を埋める努力をすればいいだけです。
やるだけやってダメなら諦めもつくでしょうが、挑戦することもせずに、やるべき努力もせずに言い訳だけをして逃げるような生き方はしないでください。
大人になった時に「あの時もっと勉強頑張ってれば」と必ず後悔します。
ということで、ここまで子どもたちが抱えているであろう進路の不安が少しでも軽くなればと色々書いてきました。
伝えたいことが上手く伝わるかは分かりませんが、少しでも進路に悩む中3生の励みになってくれれば幸いです(^^)
2015年
7月
29日
水
前回 の続き。
進路に関して子どもたちが不安を感じたり悩むことといえば「どうやって決めればいいか分からない」ってこともあるんじゃないかなって思います。
なので今回は進路の決め方について書いていきます。
将来の夢、自分のやりたいことを考える
どんな仕事に就きたいのか、どこの大学に進みたいのか、やりたいスポーツはあるか、など自分の将来のヴィジョンについて考え明確なイメージができるなら、そこを軸に考えていくことになります。
けれどほとんどの子は自分の将来にそこまで具体的なイメージを持ってはいないでしょうから無ければ無いで構いません。
とりあえず高校に進んで将来やりたいことを見つける、という感じでも今は全然いいと思います。
学校の情報を集める
どこにどんな学校があるのか、自分のやりたい部活はあるのか、大学への進学実績はどうか、そもそも自分の学力で合格できるのか、など何も知らなければ選びようがありませんよね。
学校の情報は、今であればどこの学校でもホームページを持っているでしょうからネットで調べれば簡単に情報は手に入ります。
あとはオープンキャンパスや体験入学に参加して実際にその学校に行ってみましょう。
公立高校、体験入学一覧
私立高校、オープンキャンパス一覧
最後に「進路を決める上で一番大切なこと」を話しておきます、が、こちらはまた次回としますね(^^)
2015年
7月
28日
火
前回 の続き。
進路に関する不安は進路が確定するまでは消えないし、不安に思う気持ちがあるからこそ目標に向かって努力をすることができるのだから少しは抱えていた方が良い、と言う話をしました。
とは言え、大きすぎる不安は枷にしかなりません。
ということで今回は中3生向け「不安を軽くする方法」について書いてみます。
1.言葉にしてみよう
不安とは形の無いもの。
形が無いので捉えようがありません。
どう取り扱っていいのかも分からない。
だから、まずは自分の抱える不安を言葉にしてみて下さい。
ノートに自分の気持ちを書き出していってもいいし、親や先生に相談してみるのも良いでしょう。
書いたり、人に話すことで自分が何に不安を感じているのかが具体的になってくると思います。
不安の形が見えてくれば自分の取るべき行動も見えてきますよ。
2.周りを見てみよう
受験や進路のことで悩み、不安な気持ちを抱えているのは自分だけでしょうか。
そんなことはないですよね。
大小はあるでしょうが、同じ学年の友達もみな同様の悩みや不安を抱えているはずです。
他のみんなも、同じように悩みや不安を抱えながら一生懸命努力をしているということに気付くことができれば心はふっと軽くなると思います。
3.自分は他の誰より勉強している!と言い切れるくらい頑張ろう
色々書きましたが進路に関する不安、その根底にあるのは勉強に関する不安、というのが多いのではないでしょうか。
「入試の問題が難しくて全然解けなかったらどうしよう」
「自分以外の受験生が全員自分以上に成績の良い人ばかりだったらどうしよう」
など。
だったら解決するのは簡単。
他の誰より努力して、他の誰よりたくさん勉強すればいいだけですよね。
逆に、勉強せずにゲームしたりテレビを見たりしてダラダラと一日を過ごしてしまうと当然不安は大きく膨らんでいくことになります。
本気の努力は絶対に自分を裏切りません。
在りもしない未来の心配をする暇なんかないくらい受験勉強に没頭してみて下さい。
自分の抱えてた不安なんて気がつけば全部吹き飛んでしまいますから!
さて、進路に関する不安は何も勉強の事だけではないと思います。
「どの学校を選べばいいんだろう?」
そんな悩みも抱えていることでしょう。
ということで次回は「進路の決め方」について書いてみます(^^)
2015年
7月
27日
月
前回 の続き。
生徒の中には「最近、進路のことが不安で少し落ち着かない」というような子もいたりします。
ということで今回は子どもたちの進路に対する不安についての考えや対処について書いてみたいと思います。
不安は消せない
さて、結論から言うと実は現時点で不安を消すことは出来ません。
ここでいう不安とは進路のことですよね。
志望校に合格できなかったらどうしよう、とか。
この不安が消えるのは実際に受験が終わって合否の結果が出たときだけです。
だからそれまではこの不安が消えることはありません。
不安があるから頑張ることができる
どんなことでもバランスというものが大切です。
不安も同じ。
不安が大きすぎるのもダメですが、不安が全くないのもダメなものです。
人間は不安に思う気持ちがあるからこそ、その不安を解消するための努力をすることができるし、そんな不安に負けない自分へと成長していくことができるのだと思います。
つまり不安とは前に進むために、成長するために必要なもの。
そう考えれば「不安がある」という状態を深刻に考える必要はなくなりますよね。
不安とは、生きている限り常に付きまとうもの、大切なのはそんな不安とどう上手く付き合っていくか、ということです。
必要以上に不安を大きくしない
進路の不安、などのように不確定な未来に対する不安と言うのは、生きている限り、未来がある限り、そしてその未来を知りえない限り、必ず存在し消すことは出来ません。
どれだけ心配したところで未来が確定するまでは消えないのだから、それまでは気楽にその不安と付き合っていきましょう。
先ほど、不安とは荷物と同じようなもの、と言いましたよね。
旅行に行くとき、荷物のなかに必要なものが足りなければ旅先で困りますよね。だからといって何でもかんでも詰め込み過ぎれば重くなって大変です。
なので必要以上に不安を大きくしないことが大事です。
ということで、次回は「不安を軽くする方法」について書いてみたいと思います(^^)
2015年
7月
25日
土
昨日7/24は、7/12に受けた五木模試の成績表が発送される日、ということで結果を見て安心したり不安になったり、生徒の反応は色々あるのですが、今年の生徒は受験に対して不安を口にする子が多い気がします。
「模試の結果が悪かったらどうしよう」
「受験のことが不安で最近少し落ち着かない」
などなど。
この辺りの悩みに対する向き合い方、考え方について書いてみたいと思います。
まず、模試の結果について。
結果とは過去の事実。もう変えることは出来ません。
なので結果がどうであれ、その事実をまずは受け止めましょう。
けれど心配することは何もありません。まだ受験が終わったわけではなく、模試の結果が出ただけです。志望校の合格判定がE判定だったとしても不合格になったわけでもなんでもないです。現時点での自分の立ち位置が分かった、というだけのこと。
大切なのはその事実をどう捉え、どう行動に変えていくか、ということです。
仮に、模試の結果がE判定だった、とします。
①「もうダメだ、自分には無理だ」と「諦める」
②「受験まで半年ある、こんな判定ひっくり返してやる」と闘志を燃やし必死で「頑張る」
細かい選択肢をあげるとキリが無いので、大きく2つ。
E判定という結果を、諦める言い訳に使うのか、自分を奮い立たせ頑張る材料とするのか。
それは自分の捉え方次第です。
逆にA判定だったとしても、その結果に油断し努力を怠れば受験に失敗する可能性は高くなります。
自分が努力を怠っている間にも他の受験生は努力を続けているのだから当然ですよね。
ですので、模試の結果がどうであれ、大切なのはその結果を努力や行動につなげることです。
E判定?
上等です!
他の誰よりも、全国の中3生のなかで一番だって言えるくらいの努力をしてやりましょう!
次回は「進路に対する不安」について書きたいと思います(^^)
2015年
7月
21日
火
先週、子どもに読書習慣を身につけさせる方法について書きました。
その1. 親が本を好きになろう
その2. 本棚と本を買おう
その3. 読書タイムを作ろう
この3つの共通点から見えてくる、教育において最もたいせつなことについて今日は書きたいと思います。
上にあげた3つ。
これらは「本を読まない子ども」を「本を読むことが好きな子ども」に変えることが目的なわけですが、どの方法も「子ども自身」を変えようとしてない、ということがお分かりになりますでしょうか。
一つ目は「親の行動」を変え、二つ目は「家の環境」を変え、三つ目は「家のルール」を変える内容になっています。
なぜか?
それは「他人を変えることはできない」という現実があるからです。
人が自由に変えることができるのは「自分」だけ。
そして他人に対してできるのは「影響をあたえること」だけです。
つまり、子どもに対して、
「本をたくさん読むようになってほしい」なら、
「子どもが本を読みたくなるような影響を与えられるように自分や自分の行動を変える」しかないんですね。
私が考える、教育において最もたいせつなこと、とは、
「相手を変えようとする」
のではなく、
「相手が変わりたいと思えるよう、自分自身が変わっていく」
ことなのだと思います。
子どもに対して、「~しなさい」という指示・命令を一切せずに、いかにして子どもの行動を変えさせるか。
そんなことに知恵と力を注ぎ、楽しみながら子の教育に取り組んでみて下さいね(^^)
2015年
7月
17日
金
近隣の小中学校は大体が今日から夏休みに入ると思います。
子どもたちにとっては待ちに待った夏休み。
けれど親にとっては「子どもが勉強しない」ことへの不安やストレスが増大する期間でしかないことも多いと思います。
夏休みの終わりになって「ほとんど宿題が終わってない」なんてことにならないよう今から対策しておきましょう。
大切なのは一番初めにルールを決めてと学習計画を立てておくこと。
・ルールを決める
夏休みに何のルールも制限もなく子どもを放っておくと学習面だけでなく生活面も大きく乱れていきます。
そうならないためのルールを親子で話し合って決めましょう。
ポイントは親が一方的に決めないこと。
基本的には子どもが自分で考えて決めるようにして下さい。
親がするのは修正と承認だけです。
・学習計画を立てる
夏休みの宿題に取りかかる前に、まずは計画を立てさせましょう。
まずは、いつまでに終わらせるのか、目標を決める。
次にゴールまでの日数と宿題の量を把握、一日にクリアする量を計算して割り振っていきましょう。
あとは毎日進捗管理をして予定通り終わらせられなかった日があれば、すぐに修正、傷が浅いうちにリカバリさせること。
こちらも大事なのは「子どもが自分で考えて決める」ことですね。
夏休みを楽しみ尽くすためにも、自分で決めたルールの範囲内で、やるべきことをきちんとやったうえで、思う存分遊び倒しましょう(^^)
2015年
7月
16日
木
前回 の続き。
子どもに本を読む習慣を身につけさせるための方法、今日は「その3」についてです。
3. 読書タイムを作ろう
家族全員で本を読むためだけの時間を作りましょう。
例えば晩ごはんを食べた後、20:00~20:30は読書の時間にしてしまう。テレビも見ない、音楽も聞かない、ゲームもしない、スマホも触らない。本を読むためだけの時間です。
もちろん子どもだけじゃないですよ。
家族全員の読書タイムです。
とはいえ、本を読むこと自体は強要しないことです。
本を「読まされる」のではなく、あくまで自分の意思で「読もうかな」と思わせるように仕向けてください。
家族みんなが本を読んでいて、他にすること、できることは何もない。
本を読むしかない。
そんな状況であったとしても、誰かに「やらされる」ことと、自分で「する」ことでは意味合いが全く違います。
あと大切なのは継続すること。
三日坊主で終わっては意味がないですよね。
我が家の習慣として、この時間は家族みんなが本を読んでいて当たり前、というくらいに定着するまで頑張ってみて欲しいと思います(^^)
2015年
7月
15日
水
前回 の続き。
子どもに本を読む習慣を身につけさせるための方法、今日は「その2」について書いていきます。
2. 本棚と本を買おう
本を読まない子どもの家には本棚も、そもそも本自体が無い、なんてことも多いように感じます。
親からしてみれば「子どもは本を読まない」から「本をあまり買わない」ということなのでしょう。
でもそれは逆だと思います。
実際は、「本を買わない、家に本が無い」から「子どもは本を読まない」のです。
もちろん本があっても子どもは本を読まないかもしれません。
けれど、そもそも本がなければ子どもが本を読みたいと思っても読めないのですから、まずは家にたくさんの本がある、という環境を作ってあげることはとても大切です。
ということで、まずは子どもと一緒に本屋に行って本を買ってあげましょう。
本を買ってあげる上で大切なことは、
・子どもの読みたい本、気に入った本を買ってあげること
・せっかく買った本を読まなかったとしても気にしないこと
でしょうか。
本棚を子どもが好きな本でいっぱいにしてあげれば、嫌でも子どもは読書好きになりますよ!
さて、では次回、「読書習慣が身につく3つの方法、その3」に続きます(^^)
2015年
7月
14日
火
読書をすることは学力を伸ばす上でとても大切。
もちろん分かってはいるけれど、なかなか本を読むということに気持ちは向かないですよね。
ということで今回は子どもに本を読む習慣を身につけさせるための方法を3つ、提案してみたいと思います。
1. 親が本を好きになろう
自分が本を読みもしないのに、子どもに対して「本を読みなさい」と言ったところで読むようにはならないですよね。
子どもは親の言うことは聞きませんし、親の言う通りには育ちません。
子どもは親のしていることを見て、親のしている通りに育っていくものです。
ですので、子どもに本を読ませようとするのではなく、子どもに読書の習慣を身につけさせたいならまずは自分自身、親の方が本を好きになること、読書家になることです。
子どもを変えようとするのではなく、子どもが変わりたいと思えるような影響を与えてあげることを心がけてみてください。
本を読むのが好きで読書を楽しんでいる親の姿を見ているうちに、子どもの中に「僕も本読みたいな~」っていう気持ちがきっと芽生えてくると思いますよ!
自分自身の教養を高め成長することにも繋がるので、ぜひ試してみてください。
さて、では次回、「読書習慣が身につく3つの方法、その2」に続きます(^^)
2015年
7月
13日
月
前回 の続き。
たくさんの読書によって培われる、勉強の土台になる力、が「読む力」です。
勉強ができるようになるためには、この「読む力」がとても重要になってきます。
なぜか?
答は簡単です。
どんな教科であれ、問題も、解説も、すべて日本語で書かれていて、問題を解くにも、分からないところを理解するためにも、まずはそれらを読まなければ始まらないからです。
例えば、勉強のできない子、というのは、とにかく「読む」ことをしないし、できません。
「先生、この問題わからん~」と言う子のほとんどはロクに問題を読みもしないまま質問をしてきます。
そして半分くらいの子は問題をちゃんと読ませるだけで解けたりすることも多いです。
また、間違えたときにちゃんと解説を読もうとしないので、同じような問題の繰り返しなのにいつまでたっても解けるようにならないのですが、これも解説をちゃんと読ませるだけで大半の生徒が解けるようになっていきます。
つまり勉強が苦手というようなお子様でも、「読む力」さえあれば大抵の問題はクリアできるはずなんです。
勉強とは、
1. インプット(読む、聴く)
2. 考える、理解する
3. アウトプット(書く、答える)
の繰り返しです。
1. ができずにつまづいていては、当然 2. や 3. に進めるはずがありません。
だから「読む力」というのは勉強をするうえでとても大切になってきます。
そして「読む力」を育てるのに最も有効なのが読書です。
お子様が「勉強ができる子」へと成長して欲しいと願うなら、なにはなくとも読書の習慣が身につくような環境作りに力を注ぐこと。
読書によって勉強の土台となる読む力が身についていれば、あとはやる気の分だけ学力は伸びていきますよ(^^)
2015年
7月
10日
金
今日は読書と勉強の関係性についてです。
「読書が好きで本をたくさん読む子は勉強ができる」
というイメージを持っている人は多いと思います。これって本当でしょうか?
答えはノーです。
読書と勉強の関係性を正確に表現すると、
「読書が好きで本をたくさん読む子は勉強するための土台となる力が身につく」
ということになります。
つまり、たくさん本を読んだ子は勉強をするための準備ができている、ということ。
読書をしているだけでは、まだ勉強ができるようにはなりません。
勉強ができるようになるためには、あたりまえのことですが、勉強をしなければいけません。
では、勉強をするためには必要なものとは何でしょうか。
ひとつは「勉強をしよう!」という気持ちです。これがなければ始まりませんよね。
そしてもうひとつが勉強するための土台となる力です。
ということで次回は「勉強の土台になる力」についてお話します(^^)
2015年
7月
09日
木
前回 の続き。
③子ども自身に考えさせる
何のためにドリルの問題を解いているのか。
ネットで調べたり、答えを写したり、そんなことで得られるものはあるのか。
自分のやっていることの本質を子ども自身に考えさせること。
たとえば目的が「ドリルを終わらせること」であれば「答えを写す」という行為はとても効率的といえるかもしれません。
けれど本来ドリルを解いていくのは「理解の確認と定着」のため。
だとすれば「答えを写す」ことは全く無意味でデメリットしかもたらさないことは明白です。
なぜこのようなズルをしてはいけないのか?
子どもに対して問いかけ、正しい考えに導いてあげることが大切です。
ということで、子どもがちょっとズルいことをした時の指導についての考えを3つ挙げさせていただきました。参考になれば幸いです。
ズルして楽をする、のではなく、楽をする努力ができる人間に育って欲しいものですね(^^)
2015年
7月
08日
水
前回 の続き。
例えば、英語のドリルを解くのにこっそり翻訳サイトを使ったり、ワークの問題を終わらせるのに解答を見ちゃったり。
そんな「ズルいこと」をした時の指導について、いくつか注意点も含め挙げていきます。
①怒る、きつく叱る
ダメなものはダメときつく叱ることは大切です。
けれど頭ごなしに叱るだけでは、下手をすると逆効果になる可能性もあると思っています。
例えば、すべての生徒の、すべてのズルをひとつ残さず見つけられるでしょうか。
他の子もやっているのに自分だけが怒られた。
今までは気づかれなかったのに今回は見つかったから怒られた。
こういうことがあると「バレなければいい」という歪な考えに至ることも考えられるので、叱り方には注意が必要ですね。
②そもそもズルができないようにする
人間なら誰しも楽ができるなら楽をしたいもの。
問題の答えが手元にあったら、弱い心に負けてつい見てしまうものです。
なら始めからそういう選択肢がなければいいわけです。
パソコンなら学習に必要なサイト以外へのアクセスが出来ないように設定を入れておく、ワークなどの解答は全て親や先生が管理する、など。
ただ、一人で学習を進めるうえでの効率面や利便性の面ではデメリットもでてきますし、ズルが出来ない環境を常に用意できるならそれでいいですが、いざ、ズルができてしまう環境に置かれたときにどうなるか、という心配も残ります。
長くなってきたので、続きは次回「ズルに対する指導、その2」で書いていきます(^^)
2015年
7月
07日
火
生徒が学習している間、私のやっていることは2つ。
・教室をうろうろしながら、生徒の学習の様子を見て回る
・自席ですらら管理画面から学習の様子をチェックする
そうやって生徒の学習の中身をしっかり把握し、ココが分かってないな、ってポイントを分析して一人ひとり指導しています。
そんな感じで、生徒の周りと自席とをウロウロしながら指導をしているのですが、たまに自席から不意をついて生徒の様子を見に行くとズルをしている子がいたりします。
例えば、昨日は英語のドリルを翻訳サイトを使いながらやっていたりとか(^^;
まぁ、それ自体はそんな大層なことではないですよね。ちょっとズルいことをしてしまうことは誰だってあるでしょう。
けれどズルをする生き方を自分で自分に認めてしまうと、それが癖になってしまい、繰り返しているうちに自分で考える力がどんどん失われてしまいます。
だから大切なのは小さな「ズル」をちゃんと見つけてあげること、そして正しく指導してあげることだと思っています。
ということで、次回は「ズルに対する指導」について書いてみたいと思います(^^)
2015年
7月
04日
土
前回 の続き。
国語力とは「聴く」「読む」「話す」「書く」の4つの力のことです。
では、どうすればこれらを伸ばすことができるのか。
親御さんの多くが、国語のテストの成績をあげること、作文を書けるようになること、に力を注いでいるのではないでしょうか。
けれど、それは間違いだと思っています。
国語のテストの成績も、作文も、どちらも日本語のアウトプットです。
仕事でもテストでも何でもそうですが、結果を出すためにはしっかりとした勉強や情報収集が必要ですよね。
国語力を伸ばすにも、まずはインプットから始めないといけません。
日本語のインプット。
つまり、国語力をちゃんと伸ばしたいならまずは「読み聞かせ」や「読書」から始めてみてください。
遠回りなように感じるかもしれませんが、地頭の基礎がつくられる10才くらいまではとにかくたくさん読書量を積み上げておくことが大切です。
読書量という「学力の土台」がしっかりできてさえいれば、かならず勉強が出来る子に育ちますから(^^)
2015年
7月
02日
木
今日は国語力についてのお話。
たぶん子どもの教育において最も多い悩みが「うちの子は国語が苦手で...」ということではないでしょうか?
お子様の国語力を伸ばしたいと考えている親御さんは多いと思います。
では国語力とはなんでしょう。
私の考える国語力は、
・聴く
・読む
・話す
・書く
この4つの力のことで、この4つがしっかりと身についていることが「国語力が高い」ということだと考えています。
ではどうすれば国語力が身につくのか?
こちらはまた次回。「国語力の伸ばし方」でお話したいと思います(^^)
2014年
8月
18日
月
edu [エデュー]
は小学館より発行されている小学生のお母さん向けの教育誌で、本日 8/18 発売の 10月号に学習塾アチーブメントが紹介されました♪
10月号の特集記事は「甘えさせる勇気」。
子どもって我々が思っている以上に、親の言葉や態度に大きな影響を受けるものです。
子どもに伝えたり、子どもの気持ちを受け止める言葉や態度。
その一つひとつを大切にしてあげなきゃいけないなって改めて考えさせられる内容だと思います。
他にも、
子どもの朝習慣 (p39~)
宮本算数教室から学ぶ、考える力のつけ方 (p47~)
なども非常に参考になると思います。ぜひ記事を読んでご自身の子育てに取り入れていってみて下さい。
また、子育てにおいては様々な悩みがあるかと思いますが、どんな悩みにも通じる子育ての指針として「ああ、なるほどなぁ」と考えさせられたのが、
陰山英男の子育てトーク 愛はときどきまちがえる (p61~)
で語られている「子どもにいちばん教えなければいけないこと」です。
一体なんだと思いますか?
答えはここには書きませんので、ぜひ edu 10月号を読んでみて下さい。
なにはともあれ子育ては楽しんでいきたいものですね。
2014年
8月
11日
月
例えば宿題を出すときに「えー、そんなん無理」と言ってくる生徒もいれば、文句を言わず「分かった、頑張ってみる」と言う生徒もいます。
宿題を出すときは、
・次の通塾までの日数
・部活や家族の用事などの状況
・目標までの進捗状況
・生徒ごとの学習スピード
などを考慮しながら「ちょっと多いかな、けど頑張れば出来るよね」くらいの量の宿題を出すようにしています。
この「ちょっと多いかな」ってのがポイントです。
成績を上げるってことは「今の自分を超える」ってことです。
今の自分を超えようと思ったら、今の自分が出来ない問題に挑戦したり、今の自分がちょっとしんどいなって感じるくらいの勉強量をこなさないと成長していかないですよね。
今の自分が楽にできることをやっていても成長することはありません。
成績を上げるのに必要なこと。
それは、
今の自分が「少しだけ しんどいな」と感じる量の勉強をやり続けること
今の自分が「解けない、分からない」と感じる問題に挑戦し続けること
この2つを意識して学習を続ければ必ず成績は伸びていきますよ。
2014年
8月
02日
土
家庭での学習状況を把握できる管理機能。
これは「すらら」での学習における大きなメリットのひとつですが、宿題の進捗が分かってしまうがゆえに見守る側は心配で仕方がありません(^^;
「次の通塾までの4日分の宿題。もう2日経つけどまだ未着手。。。」
「明日はユニバ行くって言ってたけど、宿題する暇あるのかな?」
「塾の前日とか当日になって慌てなアカンようなるぞ。。。」
「今日のうちに2~3unit終わらせたほうが良いと思うんだけどなぁ」
などなど、色々と心配になるわけです。
また、今時の中学生は当然のようにスマホを持っているので、LINE で塾のグループ作って普段からコミュニケーションを取っているのですが、このお手軽で便利なツールがあるがゆえ、すぐに、
「今日の学習の予定を教えて~」
「今日しないならそれもOK!ただし代わりにいつやるのかを教えてね」
と、生徒たちの行動を管理しようとしてしまいます。
ちなみに上記質問に対し生徒の返信はありませんでした(^^;
生徒にしてみればプライベートなところまで踏み込まれるようで息苦しいんやろなぁ、と反省。
とりあえず LINE のグルチャで勉強のことゴチャゴチャ言うの止めることにしました。
何も言わない。
その代わり、塾に来た時に「ちゃんと宿題を終わらせている」ということに責任を持たせます。
子どもには「自由と責任」をセットで与える。
大人には「余計な口出しをせず子どもを信じて見守る忍耐力」が必要ですね。
2014年
7月
18日
金
edu [エデュー] は小学館より発行されている小学生のお母さん向けの教育誌で、本日 7/18 発売の 9月号に学習塾アチーブメントが紹介されました♪
9月号の特集記事の中でも、
ママの気持ちがすぐに伝わる 子どもが伸びる「魔法の言葉かけ」(p6~p19)
3歳で選べる子に、6歳でプレゼンできる子に 発達に合わせた言葉かけで、考えるちからがめきめき (p30~p33)
などは、特におすすめかな。
難しいことは何もなくって、読んだらその日から実践できる内容ばかりですので、皆さんの子育ての中にどんどん取り入れてみて下さい。
他にも、
1年生がスラスラ書ける作文教室 (p39~p46)
こちらの記事もおすすめ。
子どもの話を聞き、引き出しながら、8割はお母さんが文章を考え あとの2割を子どもに考えさせる、くらいの関わり方から始めましょう、とあります。
作文にしても、勉強にしても、「~しなさい」と怒ったり命令するだけでは出来るようになりませんよね。
子ども以上に、親の方が学び、工夫し、努力を重ねる必要があるんだとしみじみ感じました。
みなさんもぜひこういった雑誌や書籍を手に取って、ご自身の子育てをレベルアップさせていって頂けたらと思います。
2014年
7月
05日
土
アチーブメントで出す宿題は「すらら」「スタディパーク」などのデジタル教材を使用しているので、学習の履歴や進捗を常に確認することが可能です。
ですので自宅にいても一日に何度かは管理画面から子どもたちの宿題の状況をウォッチしているのですが、、、
なかなかやりませんよね。宿題。。。
まぁ、気持ちは分かりますけど。
それで結局、塾に行く前日や、下手したら当日の直前に慌てて必死でやらないといけなくなるんですよね(^^;
子どもの視点はどうしても「今」だけを捉え、将来にピントを合わすことが出来ません。
今日 少しだけ頑張れば、今日 頑張った分だけ明日の自分が楽になります
今日 頑張らず楽をすれば、今日 楽をした分だけ明日の自分がしんどくなります
今日 頑張ることは、明日 楽をするための貯金みたいなものです。
別に誰のためでもありません。
そんなに先の未来のことまで考えなくても構いません。
ただ明日の自分のために、今日ほんの少しだけでいいから頑張ってみてはどうかな、って思います。
2014年
7月
04日
金
定期テストの結果を見て親は子どもにどのような声掛けをすればよいのか?
大切なのは 「子どもの頑張りを認め、褒めてあげること」 です。
怒ったり、責めるようなことは言わずに、「次のテストはもう少し頑張ってみよう」という気持ちにさせてあげるのが大切だという話を前回のブログで書きました。
とは言え、「そうは言っても、毎回20点とか30点しか取って来ないのに、いったい何を褒めればいいんですか?(怒)」と思わず声を上げたくなる親御さんも多いと思います。
ですので今回はケース別に褒めるポイントをいくつか考えてみたいと思います。
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ケース①:前回より点数が下がった場合
この場合、まずは平均点が前回と今回とでどのように変化しているかを確認してみて下さい。
そして子どもの下げ幅より、平均点の下げ幅が大きければそこが褒めポイントです。
例えば平均点が20点も下がっているテストで、子どもの成績が10点しか下がってなければ実質10点UPと言うこともできますよね。
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ケース②:平均点よりも低い場合
平均よりも低い点を取るということはおそらく普段からそれほど勉強なんてしてないと思います。
それを逆手にとって褒めポイントにしましょう。
「あんまり勉強してないと思ってたけど○○なりに頑張ってたんやね」といった感じでしょうか。
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ケース③:ま、まさかの 0点だった場合
とりあえず笑い飛ばしてあげてください(^^)
で、答案用紙を見て「全部×やけどメッチャ答え書いてるやん」とテスト範囲の学習内容が全く分かっていない状況のなかで、それでもなんとか問題を解こうと頑張った点を褒めポイントにして下さい。
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ケース④:その他の場合
最後はその他、というか、成績にかかわらずちゃんと問題の中身を見て褒めポイントを探したい場合ですね。
え!問題の中身なんて分からない?
いやいや、分からなくても大丈夫ですよ。子どもにどの問題が難しかったかを聞いて、その中で正解しているところを褒めればOKです。実際に難しいかどうかは関係無くて、子どもが難しいと感じた問題を正解していたなら「すごいね」って言えますからね。
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いくつか例をあげてみましたが、子どもがどんな点数を取ったとしても褒めようと思えばいくらでも褒めることは出来るものです。
テストの結果がどれだけ悪かったとしても、点数なんて所詮はただの数字だと笑い飛ばしてあげましょう。
そして「どこを褒めてあげようか」とたくさん知恵を絞ってあげて欲しいと思います。
2014年
7月
03日
木
今週は期末テストの返却が始まって、うちの生徒たちも一喜一憂しています。
(生徒たちの頑張りは「努力の足跡」のページで紹介しています。)
さて、そんなテストの成績に対してですが、子どもたちにどんな言葉をかけてあげれば「次はもっと頑張ろう」という気持ちになってくれるのか?、について考えてみたいと思います。
大切なのは「子どもの頑張り」をちゃんと認めて、褒めてあげることです。
点数の良し悪しだけではないですよ。
仮にテストの成績が30点や20点、最悪0点だったとしても、絶対に怒ったりしないであげて欲しいのです。
結果が何点であれ、その点数にはこれまでの子どもの頑張りがちゃんと含まれているわけです。
子どもなりに一生懸命頑張った結果ですし、なにより結果が悪くて一番ショックを受けているのは本人のはずなんです。
それを点数だけ見て全否定されたらどんな気持ちになるでしょうか。
「ああ、どうせ僕は頭も悪いし、頑張るだけ無駄なんだ。。。」
こんな風に自分の可能性にふたをして「勉強」と言う分野で頑張ることを諦めてしまうのではないでしょうか。
逆に、「点数は低かったけど、でもこういう所は頑張ってたやん!」なんて言葉を掛けられたら「次はもう少し頑張ろう」って思える気がしませんか?
ですのでテストの結果に対しては、どんな点数でも「その子の頑張った部分」をちゃんと見つけてほめてあげて下さい(^^)
「次のテストはもうちょっとだけ頑張ってみようかな」
って、子どもが思えるような言葉を一生懸命考えましょう。
次回は、様々なケース毎に具体的な褒めポイントを考えてみたいと思います。
お楽しみに。
2013年
7月
08日
月
すらら仲間の塾、「個別指導塾 MOVE」の佐藤塾長の息子さんが書かれた、巨人
モードのエレン・イェーガー!
めっちゃ上手いですねΣ(゚Д゚)スゲェ!!
今 中2だそうです。
小さい頃からいろんな所に好きな絵を描いてて、いつもみんなで褒めていたら絵
を描く事が大好きになったんだとか。
子どもの素直で真っ白な心は、周りの大人が発した言葉の影響を強く受け、簡単
に何色にも染まっていきます。
プラスの言葉ならプラスの影響を。
マイナスの言葉ならマイナスの影響を。
とくに親の言葉が子どもに与える影響は計り知れません。
子どもは親が発した言葉通りの子どもに育ちます。
子育てをしていると、ついガミガミ怒ってしまいがちですけど、上手くできない
ことの方が多くて当然なんです。
うまくできないことでも前提が変われば捉え方も変わります。
できることを前提にすると、100 のうち 10 しかできていないから、
「だめじゃないの、なんでそんなこともできないの...」
と思ってしまいます。
できないことが前提なら、0 から 10 もできるようになったのだから、
「すごいね。上手にできるようになったね!」
と思えることができますよね。
大人の目線ではなく、子どもの目線で、子どもの頑張りをちゃんと見つけて、
たくさん褒めてあげたいものですね。