生徒たちの「分からない」を取り上げて考えていきます。
解き方が分からない前提で「どんな風に考えて解いていくか」という過程を書いていくので、ぜひご自身でも解き方を考えながら読み進めてみてください。
今回は、とある中学の「2年 1学期 期末テスト」で出題された、数学 (式の計算) の問題です。
文章から式を立てて解くのではなく、式を立てて等式変形する問題。解き方を覚える勉強をしている子は、こういう変化球に弱いです。
早速解いていきましょう。まずは情報の整理。
食塩水の質量は足して式にすることができるけど、濃度の方はそのまま足せるものではないですね。なので、食塩水の質量と濃度から、食塩水に含まれる食塩の質量を文字式で表しましょう。それであれば足して方程式にすることが可能です。
濃度の計算は、例えば食塩水① の場合、300g を 100個 とした時の a個分が食塩の量になります。なので、300g の a/100 で表すことができますね。
あとは、食塩の質量で作った方程式を整理し c= の形にするだけ。
特に難しい問題というわけではないですが、普通に式を解いて質量やら濃度を求める問題の解き方を覚える勉強をしていると、こういう風に少し捻った出題をするだけで「分からない!」ってなって思考停止してしまいます。
文章問題は「覚えた解き方通りに解く」のではなく、「問題文を読んで考えて解く」よう意識して勉強してください。
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問題を解けば終わり、答えが分かれば終わり、ではなく、問題を解く過程でたくさんの「なんだろう?」っていう疑問を見つけて、それを理解していく努力が勉強です。
そしてその「なんだろう?」を解き明かしたときの達成感を味わうのが勉強の醍醐味です!
ぜひたくさんの「分からない」を見つけて、それを「分かった!」に変えていく努力をしていってくださいね!
以上です。お疲れさまでした!
(*ᴗˬᴗ)⁾⁾
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