調査書評定と公立高校入試(大阪)の内申点について

公立の中学校は今日が修了式だったので、通知表や調査書評定などをもらって帰ってきたのではないでしょうか。

 

ということで、その評定が公立高校入試の内申点にどうかかわってくるのかを説明します。

 

 

まず内申点について。

ご存知の方も多いと思いますが、昨年の入試までは「3年生の時の成績のみ」が内申点となっていましたが、平成29年度入試、つまり今年の入試からは内申点の算出方法が下記のように変更になっています。

 

 

平成29年度入試(今年)
2年生:3年生 = 1:3

平成30年度入試(来年)
1年生:2年生:3年生 = 1:1:3

 

 

つまり、次の4月から3年生になる子たちは、1・2年生の時の成績も内申点に含まれます。

 

 

具体的には、

 

「1年生の時の調査書評定 x 2」

  +

「2年生の時の調査書評定 x 2」

  +

「3年生の調査書評定 x 6」

 

の合計が高校入試の時の内申点のベースとなります。

 

 

評定は9教科5段階評価なので、最大で45。

1・2年の評定が45x2=90、3年が45x6=270、90+90+270=450点が満点として算出されます。

 

例えばお子様が1年生、調査書評定がオール3だったとしたら、

 

3x9x2=54

 

なので、90点満点中54点、というのが1年の内申点となるわけですね。

 

 

 

高校入試では、このようにして算出した内申点に各学校ごとの倍率(1.4倍、1.2倍、1.0倍、0.8倍、0.6倍)を掛け合わせた点数と、入学試験の成績(これも学校ごとに定められた倍率を掛け合わせた点数)を合計し900点満点で合否を判定していくことになります。

 

 

高校によって試験重視、内申重視と差はありますが、中学3年間の成績(テストだけではなく提出物がきちんと出せているか、授業での態度など)が、公立高校入試において大きなウエイトを占めていることが分かると思います。

 

中学1、2年の子どもたちからすれば高校入試なんて何の実感もないし、ピンと来るものは何もないという子がほとんどだと思います。

 

なので、3年になって、いざ受験!というときに後悔することの無いよう、大人たちがしっかりと受験の制度や仕組みについて伝えていってあげなければいけないですね(^^)

 

 

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今回の記事の情報ソースは下記より。

 

 

大阪府 公立高等学校入学者選抜

http://www.pref.osaka.lg.jp/kotogakko/gakuji-g3/

 

平成29年度選抜

  ↓

 ○中学1、2年生と保護者のみなさんへ

   ↓

  入試での調査書評定の活用方法等について [PDF]

 

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