夏休みの宿題より ~some と any の使い分け~

塾では生徒の「夏休みの宿題」の面倒(進捗管理と分からない所の指導)も見ているのですが、せっかくなので、生徒から質問があった問題や、多くの生徒がよく分かっていないポイントなんかを、このブログでも取り上げて解説してみたいと思います。

今日は英語の問題からです。


  問題:

  次の英文の(  )内から適する語(句)を選ぼう。

   Ken saw ( some / any ) birds. 健は数羽の鳥を見ました。

   Emi didn't have ( some / any ) food. 絵美は少しも食べ物を食べませんでした。


この問題を間違えていた子がいたので取り上げてみたいと思います。

some も any も「いくらかの」という意味の形容詞で「some は肯定文」「any は疑問文や否定文」で使われることが多いです。

なので、上記の問題の解答は、

   Ken saw some birds.

   Emi didn't have any food.

が正解ですね。

また、否定文の not ~ any は「1つも~ない」と強い否定を表わしていて、同じ意味の形容詞 no と置き換えて、

   Emi had no food.

と表現することも出来るので覚えておきましょう。



ということで学校の英語学習としては「some は肯定文」「any は疑問文や否定文」という使い方で覚えておきつつ、それ以外に、

・疑問文でも「人にものをすすめるとき」や「Yes と答えることを期待/想定」する場合は some を使う


・肯定文の any は「どんな~でも」という意味を表わす

という使い方を覚えれば良いと思います。



疑問文における some と any 、肯定文における some と any 、これらの詳しい話はまた次回以降に書いていきたいと思います(^^)

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